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川柳つれづれblog

*毎日の川柳作品の他、大好きなフィギュアスケートやミステリ、本、映画、その他日々の出来事をつれづれなるままに……。

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川柳初心者教室投句募集!

雑誌「現代川柳」からのお知らせです。
 初心者教室「現代川柳入門」スタート!
「現代川柳を一から勉強したい」「自分の句のどこがいいか悪いかよくわからない」「作句についての悩みに答えて欲しい」
そんなあなたのために、初心者入門講座を開講いたします。
会員・誌友を問わず、ぜひご投句ください。講師は中野文擴さんです。
 
◎第1回題「道」 投句締切2011年2月10日(必着)
・はがきに住所・氏名を明記の上、下記までご投句ください(2句まで)。
・メールでの投句も受け付けます。
 
宛先  
〒651-0096 神戸市中央区雲井通5-3-1 サンパルビル2F
交友プランニングセンター内 現代川柳「川柳入門」係

*メールでのご投句はこちらへどうぞ。
 
 

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『川柳タッグマッチ』刊行のお知らせ

……えーと。
恥ずかしながら御報告いたします。

今年1月~2月にかけて、当ブログでも掲載しておりました徳道かづみとの競作エッセイ&川柳「川柳タッグマッチ」が、このたびめでたく本になりました!(^o^)丿
本日(5/16)、出来上がった本が手元に届いたところです。



川柳タッグマッチ
渡辺美輪×徳道かづみ
神戸新聞総合出版センター刊 定価1500円+税
ISBN978-4-343-00415-4

神戸新聞&当ブログに連載した後、新たに10編書き下ろしました。よって、連載を全部お読みいただいた方にもお楽しみいただけることと思います。

まだ今のところ、私の手元にしかありません。全国書店及びネット書店に並ぶのは、今月末から来月頭にかけてということになっております。
*本日(5/25)よりAmazonでも予約を受け付けております(送料無料)。

*しばらくこの記事を一番上に来るようにさせていただきます。

*5/24追記*
神戸新聞出版センターのHPからも購入できます。ご注文はこちら(送料210円が別途必要です)


*5/27追記*
楽天ブックス、bk1でもお取り寄せできます。
楽天ブックスでのご注文はこちら
bk1でのご注文はこちら


*7/2現在、神戸市内の書店のほかは東京池袋のジュンク堂書店に在庫あり。ネット書店もAmazon、楽天ブックス、bk1などに在庫あります。bk1は24時間以内、Amazonも翌日配送可、楽天で1~3日以内に配送可。他の書店ではお取り寄せということになります。

*6/17日付神戸新聞に書評が載りました。

*ジュンク堂書店の「書標(ほんのしるべ)」7月号「読者から」に、推薦書として掲載されました。 
 Webでも読めます。こちら(PDFファイル、28ページ目)

*お買い上げの皆様へ*
おかげさまで売れ行き好調の模様。本当にありがとうございますm(__)m。
できましたら、上記ネットショップに書評(レビュー)・コメント等、寄せてくださるとさらにうれしいです(*^_^*)。

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『60歳からの新しい川柳』

以前もご紹介しましたが、改めて。
川柳大学の仲間で、私と一緒に『時実新子 川柳の学校』を書いた杉山昌善さんが、この6月に新しい川柳入門書を書きました。



『川柳の学校』と同じく、監修は時実新子先生。
内容は歴史あり、文法あり、鑑賞あり、作句指導あり。でも、決して小難しくはありません。とっても読みやすく、わかりやすく楽しい本です。

この本が、東京中日新聞で大きく紹介されました。
筆者自身が自著を語るコーナーです。
HPからもご覧になれます。記事はこちら

本当におもしろく、タメになる本です。読んだらきっと川柳が好きになります。
定年を迎えた方はもちろん、まだまだ若いあなたも私も、ぜひぜひご一読を!

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『タッグマッチ』

二人句集なんつーものを作ってみました。

tag_match

川柳集『タッグマッチ』
渡辺美輪×徳道かづみ

ISBN4-87787-260-4

もくじ 
「記者会見〜はじめに」
「プレマッチ〜恋愛以前」
「タッグマッチ〜恋愛初期」
「タイトルマッチ〜恋愛中期」
「デスマッチ〜恋愛終期」
「リターンマッチ〜NEXT」
「ロッカールーム〜あとがき対談」

タイトル通り、二人でタッグを組んで句のバトルをしております。

頒価800円(送料他200円)。お問い合せ・お申込みはこちら

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異邦の騎士

私が最初に読んだ島田作品は、短編集『御手洗潔の挨拶』(講談社文庫)。この一冊で、「御手洗潔」という奇人変人の名探偵のおもしろさにはまってしまった。
その後、長編ではじめて手に取ったのがこの本。『異邦の騎士』(講談社文庫)である。
読んでいて胸が痛くなった。推理小説を読んで涙を流したのは久々だ。

記憶喪失の青年の一人称で語られる物語は、ミステリというより恋愛小説。
助けてくれた少女は、自分に何か隠している。それは、自分の秘密に関わることらしい。
果たして自分は、殺人者なのか? それとも……。

この本は作者の初期、というより、作者にとって最初の作品とのこと(事情があって出版は後になったそうです)。
そのためか、確かに構成的に荒っぽいというか、ちょっとぎこちないところも見受けられる。
トリックも、島田作品特有の大胆かつ「こんなんあり?」というような大がかりなものではない。島田ミステリの好きな人には物足りないかも。
でもその「ぎくしゃく」が、かえって強さとなっているように私は思う。だから「改訂完全版」もあるそうだけど、私はあまり読みたくない。まあ、なんだかんだ言っても手に取ってしまうかもしれないけどね。

この本を最初に読んでいたら、間違いなくカズミスト(石岡君のファン)になったでしょう。
島田作品を読んだことのない人も、推理小説と思わずに読んでほしい一冊です。

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『悲苦を超えて』

平成7年1月17日、私の誕生日。
あの日私は神戸にいた。そして、あの激震に遭遇した。
マグニチュード7.4。震度7の揺れは、私の愛した神戸の街をこなごなにした。

私はその時、最も被害の大きかった東灘区にいた。
幸い私の住んでいたマンションは、潰れたり壊れたりすることなく済んだ。
それも本当は奇蹟だったのかもしれない。午前5時46分。当時、予備校の講師をしていた私は、仕事のある日でも毎日それほど早起きしなくても済む状態だった。それなのに、その朝に限ってやたらと早く目が覚めたのだ。
明け方の5時半。まだ眠い頭でぼんやりと私は布団にくるまったまま半身を起こし、ビデオのスイッチを入れ、とりとめもない番組の録画を見ていた。
と、突然テレビがぶちっと切れ、辺りが真っ暗になった。そしてドンッ、と下から突き上げるような揺れ。
その後は、とにかく部屋ごとシェークされているような有り様で、ただただ頭を抱えてうずくまっているしかなかった。
長かった20秒余りが過ぎ、ようやく揺れがおさまったとき、私は本棚の下敷きになっていた。といっても、私の上にあったのは、合板の軽い組立式本棚。しかもそこに納まっていたのは、文庫本ばかりだったから、私は棚の仕切り板で頭にこぶを一つ作っただけで済んだ。
その時、私の背後には、ハードカバーばかり詰まったスチール式の本棚が、ぐにゃりと曲がって倒れていた。そこはもし私が眼を覚まさずに寝ていたら、間違いなく頭を直撃しただろう位置だった。

九死に一生を得た私は、翌日には電車を乗り継ぎ岐阜の実家に避難することができた。そしてそれから2カ月余り、実家で過ごした。
「このままうち(実家)にいようか」と、何度も考えた。実家にいれば安穏に暮らせる。両親も親類も友人も手を差しのべてくれるだろう。なのに私は、神戸が気になって気になって仕方なかった。どうしようもなかったのに「私だけ神戸を離れて安穏な暮らしをしているなんて申し訳ない」とばかり思っていたのだ。テレビや新聞や雑誌の震災特集を繰り返し見ては、涙を流した。帰りたい。神戸に帰りたい。
そして3月末、かなり無理をして神戸に戻った私は、全く仕事のない状態に陥った。仕事の中心だった予備校は、震災で校舎も壊れ仕事の出来る状態ではなかった。
私はそれでも講師(教師)という仕事にこだわり続けた。他の仕事をしようとか、ボランティアをしようとか、そういった気持ちにならなかったのだ。私にできることは、国語を教えることだけ。何としても神戸の子供たちを教えたい。それしか考えられなかった。
しかし仕事は見つからず、願いは叶わないまま、ただただ悶々と過ごす日々を送っていた。
私ノ何ができるだろう。私に何が言えるだろう。……何もない。何も。

そんなとき、私は一冊の本に出合った。
川柳集『わが阪神大震災・悲苦を超えて』(時実新子選・曽我碌郎編、大和書房刊)である。
その年の3月末、新聞のコラムで紹介されていた時から「絶対この本を読みたい」と思っていた本が、書店に並んでいるのを目にしたのだ。
すぐに購入し、何度も読んだ。繰り返し繰り返し読み涙を流した。

  平成七年一月十七日 裂ける   時実新子
  死体検案す即死であったこと願い 大西俊和
  不揃いの食器で何を食べたやら  寺西文子
  公衆電話声を聞くまでしがみつく  坪井篤子
  あの顔この顔生きていてくれ夜になる 曽我碌郎

そうだ、私はこう言いたかったんだ。私が欲しかったのは、私がしたかったのは、こういうことだったんだ……。
すぐに私は本の著者(編集者)に感想の手紙を書いた。いや、ほとんどラブレターに近かったように思う。
「私も仲間に入れてください。私も一緒に川柳がしたい」ただひたすらそれだけを伝えたくて書いたのだから。
それから数ヶ月後、私は川柳作家・時実新子と出会い、師に導かれるままに川柳を始めた。
今や私にとって、川柳はなくてはならない相棒のように、いつでもそばにいる。

今、10年前の神戸とよく似た光景が新潟にある。
一個のおむすびを分け合い、毛布を奪いあい、水を汲みに遠くまで歩き、トイレに困り、お風呂を恋しがり……。
新潟の人々も、いつか心を救われる本と出合えるだろうか。
あの時私の心が、あの本で救われたように。

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『しゃべくり探偵』

笑える本も紹介しましょうか。

ミステリ小説が大好きな私だが、どっちかというと怖がりの私は、あんまり恐くない推理小説が好きだ。だからホラーはあまり好きではない。
中でも古き良き短編ミステリが大好き。クリスティやクイーン、チェスタートンはほとんど読んだな。最近ではエドワード・D・ホックがお気に入り。
日本のミステリも捨てたものではない。有栖川有栖や泡坂妻夫、鮎川哲也に都築道夫。なかなかいい味の短編ミステリがたくさんある。
その中で、最近最も笑ったミステリはというと、黒崎緑の『しゃべくり探偵』(創元推理文庫)である。

この『しゃべくり探偵』は、ほとんど漫才か小話。
大学生のボケ・ホームズこと保住くんが、友人のツッコミ・ワトソンこと和戸くんの持ち込む難問を、ものの見事に解決するアームチェア・ディテクティブもの。しかし、その間の二人の会話が、本当に関西弁での漫才そのままなのである。いやあ、笑った笑った。
そりゃ今までも、クレイグ・ライスの酔いどれ弁護士マローンとその友人達や、クリスティのトミーとタペンス楽天家夫妻みたいに、楽しいミステリというのはあった。一部だけ取り出せば十分笑えるミステリというのもたくさんある。
だけど、ここまで徹底して、全編「笑い」で通したミステリは初めてだった。しかも、ちゃんとミステリとしての骨子は成している。そこが面白い。
本を読むのが苦手な人、退屈している人、ありきたりのミステリに飽きた人におすすめです。

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『時実新子 川柳の学校』

川柳入門書を書きました。

『時実新子 川柳の学校』


『時実新子 川柳の学校』杉山昌善・渡辺美輪 共著(実業之日本社刊)



新子句を読みながら、楽しく川柳を学べる。
これ一冊で川柳の歴史のあらましから作句のノウハウ、句会の進め方、選者の心得までわかる。
読みやすい、わかりやすい。これまでにない、画期的におもしろい川柳のテキストです(自画自賛)。
全国書店でお買い求めください。インターネットでも購入できます。お求めはこちら

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プロフィール
HN:
美輪@brownycat
性別:
女性
自己紹介:
1995年阪神淡路大震災に遭う。同年、時実新子に出合い川柳をはじめる。
「川柳大学」元会員、旧公式HP管理人。
ゆうゆう夢工房」会員。
雑誌「現代川柳」編集長。
KCC(神戸新聞文化センター)川柳教室講師、朝日カルチャー芦屋教室川柳講師。
2006年8月より神戸新聞川柳壇選者。
2007年秋よりコープこうべ通信講座川柳教室講師。
2009年4月より甲南カルチャーセンター川柳教室講師。

*神戸新聞2008/1/1~7掲載「源氏物語千年紀 川柳作家とゆく須磨・明石」はこちら

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