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川柳つれづれblog

*毎日の川柳作品の他、大好きなフィギュアスケートやミステリ、本、映画、その他日々の出来事をつれづれなるままに……。

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『しゃべくり探偵』

笑える本も紹介しましょうか。

ミステリ小説が大好きな私だが、どっちかというと怖がりの私は、あんまり恐くない推理小説が好きだ。だからホラーはあまり好きではない。
中でも古き良き短編ミステリが大好き。クリスティやクイーン、チェスタートンはほとんど読んだな。最近ではエドワード・D・ホックがお気に入り。
日本のミステリも捨てたものではない。有栖川有栖や泡坂妻夫、鮎川哲也に都築道夫。なかなかいい味の短編ミステリがたくさんある。
その中で、最近最も笑ったミステリはというと、黒崎緑の『しゃべくり探偵』(創元推理文庫)である。

この『しゃべくり探偵』は、ほとんど漫才か小話。
大学生のボケ・ホームズこと保住くんが、友人のツッコミ・ワトソンこと和戸くんの持ち込む難問を、ものの見事に解決するアームチェア・ディテクティブもの。しかし、その間の二人の会話が、本当に関西弁での漫才そのままなのである。いやあ、笑った笑った。
そりゃ今までも、クレイグ・ライスの酔いどれ弁護士マローンとその友人達や、クリスティのトミーとタペンス楽天家夫妻みたいに、楽しいミステリというのはあった。一部だけ取り出せば十分笑えるミステリというのもたくさんある。
だけど、ここまで徹底して、全編「笑い」で通したミステリは初めてだった。しかも、ちゃんとミステリとしての骨子は成している。そこが面白い。
本を読むのが苦手な人、退屈している人、ありきたりのミステリに飽きた人におすすめです。

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プロフィール
HN:
美輪@brownycat
性別:
女性
自己紹介:
1995年阪神淡路大震災に遭う。同年、時実新子に出合い川柳をはじめる。
「川柳大学」元会員、旧公式HP管理人。
ゆうゆう夢工房」会員。
雑誌「現代川柳」編集長。
KCC(神戸新聞文化センター)川柳教室講師、朝日カルチャー芦屋教室川柳講師。
2006年8月より神戸新聞川柳壇選者。
2007年秋よりコープこうべ通信講座川柳教室講師。
2009年4月より甲南カルチャーセンター川柳教室講師。

*神戸新聞2008/1/1~7掲載「源氏物語千年紀 川柳作家とゆく須磨・明石」はこちら

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