川柳つれづれblog
＊毎日の川柳作品の他、大好きなフィギュアスケートやミステリ、本、映画、その他日々の出来事をつれづれなるままに……。
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葬儀を終えて
旧家の頭首リチャード・アバネシーが死亡した。葬儀の後、一族が集まり、遺言の開示を待つ。その場にいる誰もが、リチャードのお気に入りであった甥のジョージが遺産の大部分を相続するものと思っていた。しかし遺言状を開いてみると、不動産は全て売却し、相続人で平等に分配せよとある。しかもその相続人の中に、ジョージの名だけがない。思いがけず、巨額な遺産の分配金をもらえることになって喜ぶ一族の者たち。しかしジョージの母ヘレンは納得がいかない。そんな中、リチャードの妹コーラが「兄は殺された」と言い出す。コーラは生前のリチャードから何かを聞いていたようだ。しかしコーラは虚言癖のある変わり者で、一族からはつまはじきにされていた存在。疑心暗鬼のうちに、葬儀は終わった。
その翌日、コーラが何者かに斧で惨殺された。リチャードの遺言執行人であるギルバートから依頼を受けたポワロは、殺人事件の調査と謎の解明に挑む…。（NHKホームページより引用）
うーん、今までの中では一番原作に近かったかな……？
（ちなみに絵は、原作ではレンブラントではなくてフェルメールでしたが）
でもちょっと、最後の場面は犯人の狂気があまりにも強調されすぎ、という気はします……。
「たかが5,000ポンドのために人を殺すなんて」
その「たかが5,000ポンド」が、犯人を殺人に駆り立てた。それも計画的で冷酷な殺人に。
それを「狂気」のひとことで片付けていいものでしょうか？
本当にお金に困っている人、本当に切実に、今どうしてもそのお金が欲しい人にとっては、のどから手が出るほど欲しいお金。……欲しい。どうしても欲しい。そのためになら殺人だって……という思いは「狂気」なのでしょうか？
……まあ、確かに病的ではありますがね。
それと、ジョージとスザンナの関係。ちょっと原作忘れてますんで、このあたりいい加減ですが……これってそんなんだっけ？
いや、たとえそうだとしても、あんなに露骨に場面にする必要はないように思いますが……(ーー;)。
いとこ同士って、別に罪でも何でもないし、ねえ。
まあでも、７夜の中では一番クリスティらしい。筋書きも設定も原作とほとんど違っていなくて、ホッとしました(^_^;)。
＊12/15追記
Yuseumさんちの記事を読んで、やっぱりかなり違っていたことを思い出しました。人物相関図がぐちゃぐちゃに変えられてます。
そうよねえ、ジョージとヘレンとリチャードの関係はそうじゃなかったですよねえ。
それにスザンナ（原作ではスーザン）とも、やっぱりそうじゃなかったし。
それでも今までに比べたら、一番かわいい改変でした^^;
というわけで、クリスティ没後３０年記念、マープル＆ポワロでした。
……この次はぜひとも、今回くらいに、原作を壊さないいいドラマを期待しま～す。
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1995年阪神淡路大震災に遭う。同年、時実新子に出合い川柳をはじめる。
「川柳大学」元会員、旧公式ＨＰ管理人。
「ゆうゆう夢工房」会員。
雑誌「現代川柳」編集長。
KCC（神戸新聞文化センター）川柳教室講師、朝日カルチャー芦屋教室川柳講師。
2006年8月より神戸新聞川柳壇選者。
2007年秋よりコープこうべ通信講座川柳教室講師。
2009年4月より甲南カルチャーセンター川柳教室講師。
＊神戸新聞2008/1/1～7掲載「源氏物語千年紀 川柳作家とゆく須磨・明石」はこちら
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いろいろ物議を醸した今回のクリスティー特集ですが、終わってみると寂しいものです。。。
今回の特集の中では、文句はいろいろ尽きませんが(^_^;、これが一番よかったです。
原作を読み返すと、実は人物相関図に大きな変更があってびっくりしましたが、まあ原作の雰囲気は一番よく出てましたからね。。。
『満潮に乗って』も、早く放映されないかなぁ。
見るのがちょっとだけ怖いけど(^◇^;)
Commented on 2006/12/15 Friday 00:32:38
by Yuseum | コメント編集
終っちゃいましたねえ……しみじみ。
今回の特集は、最後の話が一番、原作の雰囲気を出していたからまあいいか、ってところですね。人物相関図は、Yuseumさんのブログを読んで「ああ、そういえばそうだった！」と思い当たりました。やっぱり改変してましたね。でも、今までの改変に比べたら、まだ可愛いもんですわ……^^;。
さて「満潮に乗って」はどうなんでしょうね……いつ放送されるのかなあ？楽しみなような恐ろしいような……(^_^;)。
Responsed on 2006/12/15 Friday 04:38:03
by 美輪＠brownycat＠管理者
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