最初に大きなバックスクリーンに、しーちゃんが映ります。
「これは大好きなサラ・ブライトマンの曲です。私はスローナンバーで滑るのが好きです」
曲は「アヴェ・マリア」白にブルーのクロスのスパンコールの衣装です。
最初に美しいスパイラル。そして3S+3To+2Lo!場内拍手です。ステップも軽やかになめらかに「パンにバターを塗るように」滑っていきます。そしてイナバウアー、2A。スパイラルからキャメルスピン、コンビネーションスピンでフィニッシュ。
しーちゃん綺麗!流れるような美しい演技に、場内大拍手です!
キスクラはワールドチームのカートやヤグに囲まれて得点を待ちます。おお!9.9、9.9……10.0!7人のジャッジの最高点と最低点をカットして、合計49.5。素晴らしい滑り出しです!
チームアメリカのローリー・フラック・バーガーの演技をダイジェストで。
そしてアンジェラ・ニコディノフ。彼女の悲しい事故と再起へのストーリーが、彼女自身の口から語られます。
「ずっとやってきたスケートをやめる気にはなれなかった。再び滑れる日を待ち望んでいたのです。今、スケーターとして成長した自分を感じています」
曲はセリーヌ・ディオン「To Love You More」
最初のジャンプは3F、決まりました。フライングキャメルもきれい。2Aはシングルに。それでもステップを踏む彼女の顔は晴れやかで、滑る喜びに満ちあふれています。スピンからステップ、イーグル、そしてスパイラル。最後のレイバックスピン、そしてポーズ。
ニコちゃんの得点は9.6から9.8で合計48.6でした。
アンジェラ「また観客の前で滑れて嬉しいです。この日を待っていました。みなさんありがとう!」「次の曲は母への思いを込めて作りました」とのこと。楽しみです。
次に登場するのはオクサナ・バイウル。おやおや、まだらのかつらをつけて、ピエロのような格好です…。小道具もありますよ。曲は「The King of Queens」
最初の3Sは両足着氷。赤い鼻をつけて、箱を開けるとかつらをとり、箱の中から金色の帽子を取り出しました。それでしばらく滑っていましたが、今度はティアラをつけて白鳥の舞?……うーん、違う違う。……これよこれ!と今度は金メダルを首に下げて滑り出します。メダルを外し手に持ったままバイウルスピン。そして今度は衣装を脱いで……あらら?曲が激しくなります!3S!そして2Aおお決まった!最後にまたまたバイウルスピンでポーズ!そして箱の中からまた最初のかつらを取り出し、かぶってフィニッシュです。
得点は9.5から9.8、合計48.4です。
さあ今度はアレクセイ・ヤグディンです!
「ブルースの一般的なイメージに囚われず、思うままに表現してみようと思う」……って、あの「びみょー」な……。
曲は「Blues of Clook」……ああ、やっぱり(^_^;)。
最初に上向きに寝っころがって、両手両足を上げての始まりに、何が起こるんだか……と思ったら、そのままごろりと横になって、片足上げてセクシーポーズ?(^_^;)で、立ち上がって滑り出すけどなんかあちこちで変なポーズ取るし……。ジャンプは相変わらずすごいんだけど、合間に鳥さんのポーズなんだかなんだか……(^_^;)。ステップからのトリプルもあっさり決めるわけだけど、そこからまた止まって腰振ったりボクシングか喧嘩の真似したりロッカーの真似したり……(^_^;)いや~お客さんも「どう反応していいか分からない」って言ってたしね~。で、最後また寝っころがって最初と同じポーズ。……いやはや……。しーちゃんはえらくお気に召したみたいでしたが(^_^;)。
得点は10点はなしで9.8がずらーり……って、オリンピックチャンピオンらしからぬ点。「ジャッジにはあまりお気に召さなかったみたいです」そりゃそーでしょー(笑)。
さて、ワールドチームからもう一人、もちろんカート・ブラウニングです!
曲は「Easy」ベアネイキッド・レディースの歌だそうです。
おやおや、最初はギターを弾くそぶり。そして「フィギュア」の基本のステップ。イーグルからターンをはさんで3S!もう、このステップが大好きなの!カート素敵!(^o^)丿滑らかなステップからの2A、そして2A!バタフライシットスピン、続いて2A!うわーうわーそしてまたまた2A!すごいよ~!まだ跳ぶの?今度は2A、そしてまた2A!なんてまあ、イージーに決めちゃうんでしょう!ステップからバタフライシット!そしてキャメルからのコンビスピン。ああ、もう何をやってもカッコイイ!おっと、さすがにそろそろ疲れたかな?ジャンプがダブルになって最後はバタフライもちょっとミスがありましたが、もうすごすぎ!という演技でした!
おやおや、10点満点は1つだけ?9.8から9.9ですか~。もっと10点ほしかったな~。
さあ今度はアメリカチームです。最初にマイケル・ワイス。
「心に響く僕の好きな曲です」
曲は「I Can Only Imagine」
最初にスピン、スパイラル。そして3Lz!非常に滑らかです。膝をついたりステップひとつひとつが情感こもっています。さあもう一つトリプル、これも決まった!そして2Aこれも綺麗です!バタフライシットスピン、そしてステップ。曲の盛り上がりにぴったりの美しいステップです。そしておとくいのシットポジションのステップから3To、これはちょっと着氷乱れた。おっと、バック転!場内大盛り上がりです。そして最後のスピンコンビ、大歓声の中ポーズ。
得点は9.6から9.9。なかなかの好評価!マイケル、プロデビューにふさわしい演技でした。
「楽しかったよ。観客の声援が何より最高。ルールを気にしなくていいからバックフリップだってできるし」(*^_^*)
さあ次はブライアン・ボイタノ。Ice Warsの顔ですね。
映画「プライドと偏見」から。
最初はスプレッドイーグルから3Lz、手を挙げて跳ぶのが彼のスタイルですがちょっと着氷乱れてしまいました。次は3Toこれもお手つき。でも2To+2Loはきれいです。スピンキャメルから、ツイズルを入れてのステップ。さあ次は3Lo、そして3Loおっと着氷乱れた。さすがに全盛期のようにはいきません。それでもこういうしっとりした表現力は群を抜いています。スピン、そしてキャメルスピン。そしてやはりなんといってもこのイーグル!どこまでも続く、いくらでも滑り続けるというイーグルの美しさ!そして静かにスローダウン。
得点はミスが響いて9.7から9.9で48.6。
前半戦終了。ここまででチームアメリカは合計194.6、チームワールドは合計196.1です。
後半戦は個人戦。まずチームワールド、トップバッターはしーちゃんです。
曲はもちろん「You Raise Me Up」。
何度も見たYRMUですが、今日は「試合」ということで、やっぱり緊張が感じられます。最初のスパイラル、そしてイーグルからイナバウアー、スピンレイバックからビールマンへ。さあジャンプ、3Toきれいに決まりました!2Aも文句なし。キャメルからのスピンコンビ、拍手が起こっています。スパイラル、一つ一つの姿勢が美しい!そしてイナバウアー、3Toで大拍手!スパイラルからスピンでだんだん拍手が大きくなります。最後のドーナツスピン、フィニッシュ。場内大きな歓声です!
お、次はローリー・フラック・バーガートですね。しーちゃんの対戦相手です。
ジーンズに白のきらきらのフリルのブラウス。曲はドナ・サマー「Last Dance」
ステップがとっても軽やかです。ジャンプも決まった!さあ曲が速くなりステップが軽快さを増します!キャメルスピンからのスピンコンビ、場内手拍子が起こっています。おお、バレエジャンプ3連発!足が完全に180度以上です!そして最後にバックフリップ、ポーズ!うーん、場内大喜びです!
この対決は、しーちゃんが9.9がずらり(10.0も出ましたよ!)、ローリーが9.8中心といったところで、しーちゃんが上回りました!
おお、スタンドにディック・バットンさんがいますね~。
次の大戦はヤグディン対マイケルかな?
さあヤグディン、曲は「Regend」これもSOIで見たプログラムです。
黒いTシャツ、黒いパンツ。被っていた黒の帽子を放り投げました。そして帽子を使ってのパフォーマンス。帽子の上で腕立て伏せしたりくるくる円を描いたり。帽子から離れてジャンプ、3S!ツイズルからステップ、そして3To!小刻みなステップからフライングシットスピン。そしてステップ、うーんカッコイイ!3Loも決まった!さあ、ヤグステップですよ!そして帽子を足の上に載せて、ポイと放り投げてキャッチ。再び帽子を被ってサーキュラーステップ、だんだん曲に合わせてめまぐるしいほどのすごいステップです!きゃーきゃーきゃー!そして帽子を放り投げてフィニッシュ!きゃー!!(^◇^)
おやおや、キスクラでカートが帽子をキャッチできるかやってみてますよ~。
おっと、対するマイケルは、ドレッドヘア風のかつらにメガネ、赤いてらてらのシャツに黒と裾が赤のパンタロンというへんてこりんないでたちです……。曲はディスコ・メドレー。
おやおや、ロックンロールで踊ってます。ようやく滑り出した……おお!ジャンプ3Lz決めました!スピン回転速い!おっとまたまた踊り出した。今度はかつらを外してスケーティング、ジャンプ3Fおっと今度は転んだ!シットスピンは回転速い!おお、また曲が変わりました。おやおや、氷の上で腕立て伏せ?!そしてマイケル独特のかかとスパイラル!そしてバックフリップ、もう観客は大喜びです!うーん、技がどうこうというより、とにかくお客さんを喜ばせたという点では、アメリカチームはやっぱりいいですね~。
得点はやっぱりヤグのほうが上回りましたね。99.2対98.4と、またまたワールドチームが差を広げました。
マイケル「曲のイメージを変えるのは難しいですが楽しいです。対照的な曲ではじける、それがフィギュアスケートです」
ヤグ「マイケルの美容師が誰なのか知りたいよ。こんなスケーターが相手では勝目がない」(^◇^)
さあワールドチーム、バイウル。今度は黒の帽子に黒の革ジャン、黒いレオタードに網タイツでの登場です。
「Black Horse and Cherry Tree」韓国ソウルで滑る予定だったそうです。
最初は曲に合わせてウォーキング。そして滑り出しました。さあジャンプは3To決まった!ウォーキング、そしてキャメルスピン。踊りが中心で滑りはやや少な目かな。おっと今度は2A転倒!でもサーキュラーステップ、ラン、そしてスパイラル。帽子を取って顔を隠して、カメラにポーズ。そして柔軟性を見せてポーズ。うーん、楽しい演技だけどちょっと高得点には厳しいかな?
一方アメリカチームはアンジェラ。曲は「There You'll Be」、母にささげるプログラム、と言っていましたね。
ブルーの衣装がきれい。やわらかく滑り出して、スパイラル。そして2Aこれはきれいに決まりました!キャメルスピン、そしてサーペンタインステップ。しっとりとした曲に合っています。さあもう一つジャンプ、これは2回転になった。スパイラルからサーキュラーステップ、そしてイーグルで円を描きます。フライングキャメル、そしてレイバックスピン。非常に美しいスケーティングでした!
さあ得点です。これはやはりニコちゃんがバイウルを上回りましたね。チームアメリカ、やや盛り返しました。
バイウル「アンジェラの気持ちを思うと、見ていて涙が出てきてしまいました」
アンジェラ「そう感じてもらえるとは思っていませんでした。ただ母に思いを伝えたい、そう思って滑っていたの」(*^_^*)
さあ最後の対戦はカート対ボイタノです。
カートはカウボーイハットに赤いチェックのシャツ、ジーンズ姿でウエスタンメドレーです!曲は「Expectation And The Blues」、カントリー&ウエスタンですね。
最初のステップ、そして何気なく跳ぶジャンプ!そのステップの超絶技巧!もう説明不可能!これは映像を見て!としか言いようがありません。おっと、ジャンプはひとつすっぽ抜けたかな?でももう忘れちゃいますね、このステップ見てると。おおっと!見事な3To決めた!そしてまたまた楽しいステップ!キャメルとかステップしながらお尻ぺちぺちしたりしてるし~。ツイズルを織り交ぜて、おっと、ほとんど助走ナシで2A!ちょっと危なかったけど気になりませんね。この小刻みな横へのステップ、ステップ、ステップ!そしてノリのいいこの動き!もう信じられない!すごい歓声です!
いや~もうカート最高!このステップすごすぎます!大好きです!
そして最後のスケーターはボイタノ。おや?こちらは黒い帽子に黒いズボン、青シャツに黒ネクタイ、黒の上着を手にしてますね。ちょっと伊達男?
「That's Life」シナトラの曲です。滑らかに滑り出して、上着をリンクサイドに放り投げるように置きました。最初のジャンプ決まった!そしてステップから大きなバレエジャンプ!3F+2Toも決まった!おっと、氷に寝ころんだ?すぐ起き上がって今度はキャメルスピン。スキップして次の動作に移ります。フライングキャメル、帽子を持ってのジャンプ、おっとこれは着氷ミス。帽子を再び被ってイーグル、この角度!そしてデスドロップ、ポーズ。
さあ最後の得点発表。うーん、ほとんど並んでます。ほんのわずかボイタノが上回りましたが、総合得点は590.5対588.6と、ワールドチームが上回りました!
ボイタノ「私とカートは毎年アイス・ウォーズで戦っていますが、ほとんど対戦相手というより仲間という感覚ですね」
カート「新メンバーの活躍も見事でした。マイケル、そしてシズカ。勝てたのは彼女のおかげだ。そしてブライアン、君のような素晴らしいスケーターがいてくれることを、僕たちは心から誇りに思うよ」
ちなみに「Ice Wars」自体は1時間40分ほどで終了。残りの時間は今回のしーちゃんの演技を2つとも、ニコちゃん、ヤグ、カート、ボイタノの演技を1つずつリプレイ&ダイジェストで見せてくれています。うーん、このDVDは保存版ですね。
というわけで、見事ワールドチームが勝利を飾ったわけですが、しーちゃんのプロデビューも、素晴らしいスタートを切ったといえそうです!o(^-^)o
以上、テレビの前からのご報告でした!ではでは~(^o^)丿
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