川柳つれづれblog
＊毎日の川柳作品の他、大好きなフィギュアスケートやミステリ、本、映画、その他日々の出来事をつれづれなるままに……。
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川柳タッグマッチ（２７）「明ける」
川柳仲間・徳道かづみとタッグを組んでお送りする川柳＆エッセイ「川柳タッグマッチ」。
第27回のお題は「明ける」。……ちなみに今回のお話は、そのまま現在も続いている私の状況で～す……。
第27回のお題は「明ける」。……ちなみに今回のお話は、そのまま現在も続いている私の状況で～す……。
◇先攻・かづみ
鼓動重ねる二人の夜が明けてゆく かづみ
六月一日より近藤真彦（マッチ）全国ツアーが始まった。すでに終了した福岡・名古屋・大阪は大盛況で、私を含めたマッチファンはテンション上がりっぱなしである。
特に名古屋公演の夜はメーターを振り切っていた。コンサート終了後、名古屋在住のファン仲間が宴を準備してくれ、そこでも盛り上がったのだが、仲間の多くは遠征組（東京・大阪より）。帰宅時間の心配がないのを幸いに「カラオケ行こ～！」と叫んで、明け方近くまで騒いでいたのだ。ま、翌朝全員二日酔いと筋肉痛で撃沈していたのだが。
マッチファンは三十代・四十代が中心。世間的に見れば「分別ついたイイ大人」だ。職場である程度の立場についてる人や、子育て真っ最中のママだったりする。アイドルに夢中になることは時に冷たい視線に晒される。マッチファンであることを隠している人も多いしね。でも、ドキドキ出来る夜を持つことが出来るっていいな、と思う。夜が明ければ、「上司」や「ママ」の顔に戻らなくてはいけないとしても。
夜は明けて街は正しく始動する かづみ
◇後攻・みわ
夜が明ける私一人を置き去りに 美輪
現在私は、夜明け前に起きて出勤する生活を送っている。冬の間は、とにかく起きるのが辛かった。何しろ辺りはまだ真っ暗。家を出ても、駅までの道はもちろん、電車に乗っても窓の外はどう見ても夜景。会社に着いても夜明けは遠い。パソコンに向かい入力しているうちに、いつの間にか朝を迎えるのだ。
季節は移り、六月。「春はあけぼの」というが、夜明けがたの時間は晩春から初夏にかけての今の季節が一番心地よい。外はほのぼの明るく、小鳥のさえずりが聞こえる。暑すぎず寒すぎず、寝起きの悪い私でも気持ち良く目覚めを迎えられる。
そうは言っても、とんでもなく朝早い時間であることに変わりはない。テレビをつけても、やっているのは明らかに深夜番組。一番多いのはテレビショッピングかな。しかも番組は終わりがた。画面は「おやすみなさい」のテロップとともに、テレビ局前の夜明けの光景へと変わる。仕方なくケーブルテレビの早朝ニュースに切り替えて、寝ぼけまなこで身仕度をするのである。ああ、今日も長い一日が始まる…。
本当の朝が来るのを待っている 美輪
鼓動重ねる二人の夜が明けてゆく かづみ
六月一日より近藤真彦（マッチ）全国ツアーが始まった。すでに終了した福岡・名古屋・大阪は大盛況で、私を含めたマッチファンはテンション上がりっぱなしである。
特に名古屋公演の夜はメーターを振り切っていた。コンサート終了後、名古屋在住のファン仲間が宴を準備してくれ、そこでも盛り上がったのだが、仲間の多くは遠征組（東京・大阪より）。帰宅時間の心配がないのを幸いに「カラオケ行こ～！」と叫んで、明け方近くまで騒いでいたのだ。ま、翌朝全員二日酔いと筋肉痛で撃沈していたのだが。
マッチファンは三十代・四十代が中心。世間的に見れば「分別ついたイイ大人」だ。職場である程度の立場についてる人や、子育て真っ最中のママだったりする。アイドルに夢中になることは時に冷たい視線に晒される。マッチファンであることを隠している人も多いしね。でも、ドキドキ出来る夜を持つことが出来るっていいな、と思う。夜が明ければ、「上司」や「ママ」の顔に戻らなくてはいけないとしても。
夜は明けて街は正しく始動する かづみ
◇後攻・みわ
夜が明ける私一人を置き去りに 美輪
現在私は、夜明け前に起きて出勤する生活を送っている。冬の間は、とにかく起きるのが辛かった。何しろ辺りはまだ真っ暗。家を出ても、駅までの道はもちろん、電車に乗っても窓の外はどう見ても夜景。会社に着いても夜明けは遠い。パソコンに向かい入力しているうちに、いつの間にか朝を迎えるのだ。
季節は移り、六月。「春はあけぼの」というが、夜明けがたの時間は晩春から初夏にかけての今の季節が一番心地よい。外はほのぼの明るく、小鳥のさえずりが聞こえる。暑すぎず寒すぎず、寝起きの悪い私でも気持ち良く目覚めを迎えられる。
そうは言っても、とんでもなく朝早い時間であることに変わりはない。テレビをつけても、やっているのは明らかに深夜番組。一番多いのはテレビショッピングかな。しかも番組は終わりがた。画面は「おやすみなさい」のテロップとともに、テレビ局前の夜明けの光景へと変わる。仕方なくケーブルテレビの早朝ニュースに切り替えて、寝ぼけまなこで身仕度をするのである。ああ、今日も長い一日が始まる…。
本当の朝が来るのを待っている 美輪
（神戸新聞夕刊 2006年6月14日掲載）
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プロフィール
ＨＮ：
美輪＠brownycat
ＨＰ：
性別：
女性
自己紹介：
1995年阪神淡路大震災に遭う。同年、時実新子に出合い川柳をはじめる。
「川柳大学」元会員、旧公式ＨＰ管理人。
「ゆうゆう夢工房」会員。
雑誌「現代川柳」編集長。
KCC（神戸新聞文化センター）川柳教室講師、朝日カルチャー芦屋教室川柳講師。
2006年8月より神戸新聞川柳壇選者。
2007年秋よりコープこうべ通信講座川柳教室講師。
2009年4月より甲南カルチャーセンター川柳教室講師。
＊神戸新聞2008/1/1～7掲載「源氏物語千年紀 川柳作家とゆく須磨・明石」はこちら
＊大ちゃんのリンクを守ろう！詳しくはこちら
＊リンクの再開・存続が決定しました。
＊大阪のリンクを守ろう！ 詳しくはこちら
＊存続が決定しました。今後ともご支援ご協力お願いいたします。
＊ここに掲載している川柳作品・文章はすべて私のオリジナルです。著作権法に基づき、無断転載ならびに無断引用は固くお断りいたします。
＊コメントはどうぞ御自由に。トラックバックは仕様により現在は受け付けられなくなっております。
＊コメント書き込み後にリロードされますと、投稿がダブってしまいますのでご注意ください。コメントを読みたい方は、お手数ですがいったんブラウザを閉じるか、トップページに戻ってから改めて記事の「Comment」をクリックしてください。
＊コメントの削除は管理人以外できません。削除ご希望は管理人にお申し出ください。
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2007年秋よりコープこうべ通信講座川柳教室講師。
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