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川柳つれづれblog

*毎日の川柳作品の他、大好きなフィギュアスケートやミステリ、本、映画、その他日々の出来事をつれづれなるままに……。

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特ダネ!「温故知人」

フジテレビ系列で朝8時から放送の「特ダネ!」の「温故知人」というコーナーで、今日は時実新子先生が取り上げられました。
番組を録画で見ましたが、川柳や新子先生に対するきちんとしたリスペクトもあり、とてもいい特集を組んでくださったと思います。「新子先生の一面」を紹介してくださったことに感謝いたします。

ただ、あえて一言言わせていただくならば「あれはあくまでも新子先生の一面にすぎない」ということです。
「十七歳で結婚」
「夫の暴力に耐えた39年間」
「愛する人との再婚」
「好きな人と一緒にいても満たされない心」
ええ、そうです。それはどれも、先生御自身が語られたことです。
そういう中で、たくさんの句を生んできた。それは確かなことです。
しかしそれだけで「時実新子」という人を語りつくすことは、やはりできません。
あくまでも、今日紹介されたのは新子先生の一面。「家庭人としての新子」という面だけなのです。

私たち弟子の知っている新子先生は「ただの家庭の主婦」ではない。川柳を文芸として昇華させ、世間に知らしめた偉大な川柳作家です。
そうした「川柳作家・時実新子」としての面は、今回ほとんど紹介されませんでした。それがちょっと残念です。
でも逆に、どちらかといえば世間では「情念の句を作る川柳作家」のイメージが先行していて、今日の放送のような先生の一面は知られていなかったかもしれません。そして先生は、こういう面をこそ知ってもらいたいと思っておられたかも、と思います。

もし、今日の番組を御覧になった方が、改めて「新子の川柳」というものに興味をもたれたならば。
ぜひとも一度、新子先生の本を手にとってお読みください。きっとあなたの心に響く句と出会えるはずです。

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Re:特ダネ!「温故知人」
こんばんは
放送があるなら見たかったです。少し残念。
美和さんも皆さんも知っている通り、テレビを初めとするメディアは結局は一面しか伝えることはできないようです。恐らく仕方のないことなんだと思います。
でも、メディアで伝えられない真実を知る人はいるわけで、伝えられなくてもいいじゃないかと思うこともあります。
多くの人に知られようが知られまいが、表に出ようが出まいが素晴らしい人はいる。
これが真実だと思いますよ。きっと・・・

Commented on 2007/05/08 Tuesday 18:46:30

by えっくす | コメント編集

Re:Re:特ダネ!「温故知人」
>えっくすさん

>放送があるなら見たかったです。少し残念。

すみません、告知ができなくて……。
実は自分でも「本当にこの日に放送があるんだっけ?」と曖昧だったため(番組HPでもわかりませんでした)、不確実な情報を載せるのがためらわれたのです。

>テレビを初めとするメディアは結局は一面しか伝えることはできないようです。恐らく仕方のないことなんだと思います。
>でも、メディアで伝えられない真実を知る人はいるわけで、伝えられなくてもいいじゃないかと思うこともあります。

そうですよね。逆に「余計なことまで伝えすぎる」という問題もあるわけですし。もともと新子先生は、その作品から「不貞」だの「不倫」だのというレッテルを貼られて、実生活でもそうだと誤解されがちでしたしねえ……。
今回はそういうことはなかった。作品は作品、実生活は実生活。あくまでも「叶えられない夢」を託した作品である、としっかり伝えていただけた。新子先生や川柳に対する敬意がしっかりと感じられた。その点、高く評価できると思います。

>多くの人に知られようが知られまいが、表に出ようが出まいが素晴らしい人はいる。
>これが真実だと思いますよ。きっと・・・

ええ、そのとおりです。目立たなくても素晴らしい人は、きっとすぐそばにいるんです。
そういう人の存在に気づくことができる感性を持っていたいと思います。

Responsed on 2007/05/08 Tuesday 18:56:37

by 美輪@brownycat@管理者

Re:特ダネ!「温故知人」
しばらくでございました。
今日の読売の夕刊の「追悼抄」に‘激しい句 生み出す優しさ’というフレーズで紹介されていましたね。それを読みながら、ふと、そういえば美輪さんのブログに最近は行っていないぞ!と破壊の一途をたどる脳細胞が珍しく反応してお邪魔したというお粗末。嫌いになる前の朝日にも同じようなページがありました。いつ頃から始まったのでしょう。妙な云い方ですが好きなんです、あのページ。

Commented on 2007/05/08 Tuesday 22:05:09

by shiro-chan | コメント編集

Re:Re:特ダネ!「温故知人」
>shiro-chanさん

いらっしゃいませ~お久しぶり!(^o^)丿

>今日の読売の夕刊の「追悼抄」に‘激しい句 生み出す優しさ’というフレーズで紹介されていましたね。

あらら。そうでしたか……読売はとってないので知りませんでした。
ネットで検索してみましたが、ネットには載ってないのですね。残念。

やはり川柳にしても詩にしても、作品というのはある種「代替願望」のようなところがありまして、本来の自分ではない、実生活ではできないようなことを叶えてくれる世界として、心を自由に羽ばたかせる場所なんです。新子先生は穏やかで優しい方でしたが、だからこそ表に出せない怒りや悲しみ、苦しみなどを作品という形で昇華させていったんだと思います。優しい人ほど怒ったら怖いですよ~(笑)。

Responsed on 2007/05/09 Wednesday 16:32:58

by 美輪@brownycat@管理者

Re:特ダネ!「温故知人」
昨日の朝玄関前のバラが満開となり少し手入れをしてTVをつけたら「温故知人」が放送されてました。たぶん後半位からでしょうか
あっ美輪さんの先生のことだ・・・凄く有名な先生なのね。と(スイマセン川柳に全然知識がないもので)思いました。とても印象に残ったのは外で仕事をしなくでも自立できる・・・部屋の片隅や廊下の端にでも自分の机を持ってそこで趣味でもいい読書でもいい自分の時間を一日一時間でいいから持ちなさいと。

私は放送や著書の断片的な部分でしか時実新子先生を知ることが出来ないけれど美輪さんは生の声で生の言葉で触れ感じ教わってこられたのだなぁ・・・なんて美輪さんは幸せなのかしらと思いました。きっと沢山の宝物を分けていただいたのでは・・・

Commented on 2007/05/09 Wednesday 15:47:08

by あーン | コメント編集

Re:Re:特ダネ!「温故知人」
>あーンさん

>昨日の朝玄関前のバラが満開となり少し手入れをしてTVをつけたら「温故知人」が放送されてました。たぶん後半位からでしょうか
>あっ美輪さんの先生のことだ・・・凄く有名な先生なのね。と(スイマセン川柳に全然知識がないもので)思いました。

わあ、御覧になったんですね!ありがとうございます!

>とても印象に残ったのは外で仕事をしなくでも自立できる・・・部屋の片隅や廊下の端にでも自分の机を持ってそこで趣味でもいい読書でもいい自分の時間を一日一時間でいいから持ちなさいと。

ええ、そうです。新子先生が川柳を選んだのは「紙とペンさえあればいつでも書ける、立っていても思いついたその場で書きとめられる」ということも大きかったそうです。
目を閉じて自分の心を見つめること。もう一人の自分と向き合うこと。それが作品を生むスタート地点だ、とよくおっしゃっていました。

>私は放送や著書の断片的な部分でしか時実新子先生を知ることが出来ないけれど美輪さんは生の声で生の言葉で触れ感じ教わってこられたのだなぁ・・・なんて美輪さんは幸せなのかしらと思いました。きっと沢山の宝物を分けていただいたのでは・・・

ええ、ええ。本当に私は幸せです。先生のそばにいて、先生からいろいろなことを学べたことは私の大きな財産です。
先生からもらったものを、少しでも多くの人に伝えること……それが私たち弟子に課せられた宿題です。

Responsed on 2007/05/09 Wednesday 17:05:46

by 美輪@brownycat@管理者

Re:特ダネ!「温故知人」
こんにちは。
私は夜中に起きてるので、「特ダネ!」はそのまま朝まで起きてれば見るんですが、この日は見逃してしまいました。
「温故知人」は何度か見たことがあり、落語を取り入れた紹介の仕方が面白いと思っていました。
新子先生がどのように紹介されていたのか見たかったです。
放送や記事を見逃した時は、「今は縁が無かったのだ、必要ならまた出会う」と思うようにしてます。

次の日は起きていて、「特ダネ!」を見てたんですが、この日は川柳を楽しむ人たちを取材していて、バー(?)に集まり、お題を決めて作り、無記名で一覧にして、気に入った作品に投票するというものでした。飛び入り参加したレポーターが一番人気をさらってしまい、「勝ち逃げは無し!」と言われていました。
思わず笑ってしまう句、そうそう!と納得する句。
皆さんがとても身近に、川柳を楽しんでる様子が伝わってきました。

私自身はまだ作ってみようとは思いませんが、こちらにお邪魔してることで、少しは新子先生とも縁があり、美輪さんを通して新子先生を感じていると思います。
(時々ニヤッとしてしまう)美輪さんの句にも触れているし、川柳と聞くと反応するようになってきました。

しーちゃんを見習ってポジティブに!と心がけているんですが、本来とてもネガティブなので、最近心の暗い部分をどのように昇華させたらよいかと考えていたのですが、新子先生のようにまず出来ることから始めようかと思います。

話が変わりますが、妙に漢字間違いに拘る私ですが、ちょっとしたトラウマがあって、しつこくてすみません。
(そいえば、最初に美輪さんのお名前も間違えてたし><;)
書き込む時に気をつけてるつもりなんですが、大体あとで発見しちゃうんですよね(^^;)

Commented on 2007/05/11 Friday 13:51:24

by のし | コメント編集

Re:Re:特ダネ!「温故知人」
>のしさん

>私は夜中に起きてるので、「特ダネ!」はそのまま朝まで起きてれば見るんですが、この日は見逃してしまいました。
>「温故知人」は何度か見たことがあり、落語を取り入れた紹介の仕方が面白いと思っていました。
>新子先生がどのように紹介されていたのか見たかったです。

えーと、そうですね。
主に先生の結婚にまつわる実人生について語られました。
そして「創作=自立」「畳一枚のスペースでも、机に向かえば自立できる」……これが新子先生の川柳そのものです。

>放送や記事を見逃した時は、「今は縁が無かったのだ、必要ならまた出会う」と思うようにしてます。

そうですね。よく新子先生もそうおっしゃいました。
川柳との出合いも、早い人もいれば遅い人もいますが、それは「おぎゃあの約束」で、いつか出合うときがくれば出合います、と……。

>次の日は起きていて、「特ダネ!」を見てたんですが、この日は川柳を楽しむ人たちを取材していて、バー(?)に集まり、お題を決めて作り、無記名で一覧にして、気に入った作品に投票するというものでした。飛び入り参加したレポーターが一番人気をさらってしまい、「勝ち逃げは無し!」と言われていました。

わははは(^◇^)。互いに選をし合う「互選」ですね。川柳は普段は、一つの題につき一人の選者が全権委任されて選をすることになっていますが、川柳サークルなどでは、互選や、二人の選者が同じ題・同じ句の中から選をする「共選」という方法で選を勉強することがあります。選者にとっては普段の自分の選が独りよがりの選になっていないか、反省することもありますね(笑)。

>思わず笑ってしまう句、そうそう!と納得する句。
>皆さんがとても身近に、川柳を楽しんでる様子が伝わってきました。

そう。川柳って、そういうものなんです。
肩肘張らずに気楽に気軽に楽しむ。まずはそこがスタートなんです♪

>私自身はまだ作ってみようとは思いませんが、こちらにお邪魔してることで、少しは新子先生とも縁があり、美輪さんを通して新子先生を感じていると思います。
>(時々ニヤッとしてしまう)美輪さんの句にも触れているし、川柳と聞くと反応するようになってきました。

えへへ(*^_^*)。いや~そういっていただくと、私もこのブログやってる甲斐があるってもんです!
……といいながらも、スケート話に比べると川柳のアップが遅れがちですが……(苦笑)。

>しーちゃんを見習ってポジティブに!と心がけているんですが、本来とてもネガティブなので、最近心の暗い部分をどのように昇華させたらよいかと考えていたのですが、新子先生のようにまず出来ることから始めようかと思います。

そう。まず身近なところから始めるというのがいいと思います。のしさんに向いた方法が川柳とは限りませんが、もしやってみられるおつもりなら御伝授いたしますよ(^^)v。

>妙に漢字間違いに拘る私ですが、ちょっとしたトラウマがあって、しつこくてすみません。
>(そいえば、最初に美輪さんのお名前も間違えてたし><;)
>書き込む時に気をつけてるつもりなんですが、大体あとで発見しちゃうんですよね(^^;)

はははは(^◇^)。まあ、気にしない気にしない。
「言いまつがい」しちゃったー(←「ほぼ日刊イトイ新聞」)くらいのつもりで、気楽に構えてくださいな♪
そんでおもしろいまつがいの時には「こんなまつがいしちゃった」って送るのもおもしろいかも……。

Responsed on 2007/05/11 Friday 18:49:41

by 美輪@brownycat@管理者

Re:特ダネ!「温故知人」
こんにちは。
ちょっと「ほぼ日」に反応しちゃいます。
「言いまつがい」よく読んでます。
普段から、まつがい、言いまつがい、聞きまつがいと、いろいろやらかす私ですが、「言いまつがい」を読むと私よりウワテがいる!と安心しちゃったりして(^^;)
「今日の~」を読んで和んだり、意外にフィギュア関係ネタの多い「TVウォッチャーの逆襲」、それから「エハイク」も楽しんでます。
コンテンツが多すぎて、見てないのも多いですが、「ほぼ日」は結構勉強になることが多いです。

と関係ないことを書きながら、COI新潟に大ちゃんが出るなんて聞いてないフリをしてます。
DOIの前に新プロ披露ってことはないよね?なんてことは考えていないのだ・・・

Commented on 2007/05/12 Saturday 15:38:34

by のし | コメント編集

Re:Re:特ダネ!「温故知人」
>のしさん

>ちょっと「ほぼ日」に反応しちゃいます。
>「言いまつがい」よく読んでます。
>普段から、まつがい、言いまつがい、聞きまつがいと、いろいろやらかす私ですが、「言いまつがい」を読むと私よりウワテがいる!と安心しちゃったりして(^^;)

しますします!(^◇^)「私だけじゃなかった~!」と思ったりね(笑)。

>コンテンツが多すぎて、見てないのも多いですが、「ほぼ日」は結構勉強になることが多いです。

私ものしさんと好きなものかぶってるかも……(^◇^)。

>と関係ないことを書きながら、COI新潟に大ちゃんが出るなんて聞いてないフリをしてます。
>DOIの前に新プロ披露ってことはないよね?なんてことは考えていないのだ・・・

あらら?そういえば、PIW終わったら一回アメリカに行くのよね?
新プロ披露あるかもよ~?(←悪魔のささやき)

Responsed on 2007/05/12 Saturday 19:31:12

by 美輪@brownycat@管理者

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プロフィール
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美輪@brownycat
性別:
女性
自己紹介:
1995年阪神淡路大震災に遭う。同年、時実新子に出合い川柳をはじめる。
「川柳大学」元会員、旧公式HP管理人。
ゆうゆう夢工房」会員。
雑誌「現代川柳」編集長。
KCC(神戸新聞文化センター)川柳教室講師、朝日カルチャー芦屋教室川柳講師。
2006年8月より神戸新聞川柳壇選者。
2007年秋よりコープこうべ通信講座川柳教室講師。
2009年4月より甲南カルチャーセンター川柳教室講師。

*神戸新聞2008/1/1~7掲載「源氏物語千年紀 川柳作家とゆく須磨・明石」はこちら

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