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川柳つれづれblog

*毎日の川柳作品の他、大好きなフィギュアスケートやミステリ、本、映画、その他日々の出来事をつれづれなるままに……。

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ミス・マープル「予告殺人」

NHK BS2のアガサ・クリスティー特集。
第3夜はミス・マープル「予告殺人」です。
チッピング・クレグホーンという村の新聞に「殺人のお知らせ」という広告が掲載された。興味をそそられた村人たちは、予告現場のリトル・パドックスという下宿屋へと集まってくる。この下宿屋には、女主人のレティシアと幼なじみのドラ、はとこの子供二人と養蜂場で働く女、そしてメイドが住んでいた。

指定の時刻。突然電灯が消え、強盗が押し入った。鳴り響く銃声…。
明かりがついた時、レティシアはケガをし、強盗に入った男シャーツは撃ち殺されていた。
シャーツが働いていたホテルに宿泊していたミス・マープルは、新聞でこの事件を知る。

実はレティシアは以前、億万長者ゲドラーの秘書をしており、彼の遺産を受け継いだ夫人が亡くなった後は、レティシアが相続人となることになっていた。ゲドラー夫人は明日をも知れない状態。夫人よりもレティシアが先に死ねば、ゲドラーの妹の子である双子が相続をすることになる。ミス・マープルは警察と共に捜査を進めるが、双子の行方は分からない…。

果たして、真犯人は誰なのか…。(NHKのHPより引用)

……もう、なまじ原作知らないほうがいいみたい……(ーー;)。

なんでいろいろと設定をいじるわけ?

1)イースターブルック大佐が若い奥さん連れでなく飲酒癖のために妻に離婚され娘に愛想をつかされて村に来たことになっている。
2)スウェットナム夫人が息子べったりの母親ではなく、イースターブルック大佐に愛情を抱いていて、彼と再婚したいと思い、それを息子のエドマンドに反対されていることになっている。エドマンドとフィリッパのロマンスまったく出てこない
3)ミス・マープルのチッピング・クレグホーンでの滞在先が、姪のバンチ(牧師夫人)宅ではなく、エイミー・マーガトロイド(&ヒンチフリィ)宅ということになっている(エイミーの母の旧友という設定で)。バンチはまったく登場せず
4)ヒンチフリィの姿がまるでネオ○チか何かみたいな、男装っぽいスタイルになっている。おまけにエイミーとの関係は手を握って目配せしたりにやにやしたり、ひょっとしてレ○ですか?
5)クラドック警部は、最初はともかく途中から何の理由もなく、いきなりミス・マープルを信頼してしまう。名付け親(サー・ヘンリー)の話はどこへいったんでしょう……。
6)フィリッパが警部に質問されたときに着ていた服装は、まるで「レディ」である。とても養蜂業や野良仕事を手伝わされているようには見えない
7)ドラ・バンナーの誕生日にはミス・マープルまでパーティーに招かれている。しかもなぜかケーキを食べるシーンでは、リトル・パドックスの住人だけしかそこにいない
8)事件の再現をしようと言い出したのがヒンチフリィではなく酒に酔ったイースターブルック大佐、それもパーティーで大勢集まっているときにということになっている。
9)ジュリアとパトリックがあからさまにいちゃいちゃして、ミス・ブラックロックが不審に思うシーンが出てくる。それじゃあ台無しでしょう……。
10)最後ミッチーはマープルに頼まれて犯人を名指したはずなのに、ナイフを手にみんなの前でいきなりブラックロックに襲いかかる。そしてそのままミス・マープルが名探偵ぶって、いきなり犯人を名指して、得々と種明かしする。

……いや、いいんだけどね。いいんだけど……。
どこまで原作をぐちゃぐちゃにすれば気が済むんですか……?(T_T)


次は「書斎の死体」。……うーん、あんまり期待できそうにないなあ……。

拍手[1回]

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Re:ミス・マープル「予告殺人」
Yuseum、こんな作品でも楽しんでしまってすみません(m_m)
美輪@brownycatさんの指摘する点はごもっともです。原作をいかに深く愛しているかが伝わってきます。

Yuseumは(1),(2),(8)については、原作と違うなぁと思いつつも、「このシリーズはこういう作品だ。」と妥協してましたね(__;)
(3)はバンチさんが登場しないことで、猫ちゃんが出なかったことは残念でした(x_x)

『書斎の死体』は、・・・確かにあまり期待できないけど、名優イアン・リチャードソンの演技には興味を持っています。

Commented on 2006/12/08 Friday 15:45:09

by Yuseum | コメント編集

Re:Re:ミス・マープル「予告殺人」
>Yuseumさん
いえいえ、もう私ときたら、あら探しばっかりやってるみたいで、お恥ずかしい限りです(^^ゞ。枝葉末節にこだわりすぎては、作品全体のおもしろさがわからないというところもありますよね……。
ただ、全体として必要な設定やエピソードと、そうでないものとがごちゃごちゃになっている気がしました。新たな設定が特に生きていたと思える部分もほとんどありませんでしたし(ヒンチとエイミーの関係とかイースターブルック大佐とスウェットナム夫人の関係とか……)、削って欲しくない部分が削られて、物語が非常に薄っぺらなものになってしまったように思いました。特に、フィリッパとエドマンドのロマンスや猫のデリラちゃんが謎解きに貢献するところは残して欲しかったですねえ……。

Responsed on 2006/12/08 Friday 15:56:26

by 美輪@brownycat@管理者

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プロフィール
HN:
美輪@brownycat
性別:
女性
自己紹介:
1995年阪神淡路大震災に遭う。同年、時実新子に出合い川柳をはじめる。
「川柳大学」元会員、旧公式HP管理人。
ゆうゆう夢工房」会員。
雑誌「現代川柳」編集長。
KCC(神戸新聞文化センター)川柳教室講師、朝日カルチャー芦屋教室川柳講師。
2006年8月より神戸新聞川柳壇選者。
2007年秋よりコープこうべ通信講座川柳教室講師。
2009年4月より甲南カルチャーセンター川柳教室講師。

*神戸新聞2008/1/1~7掲載「源氏物語千年紀 川柳作家とゆく須磨・明石」はこちら

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