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川柳つれづれblog

*毎日の川柳作品の他、大好きなフィギュアスケートやミステリ、本、映画、その他日々の出来事をつれづれなるままに……。

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チャップリン特集

たまにはテレビ(映画)のことなんかも。

えーと、今NHK-BS2で、チャップリン特集をやっています。
私は何を隠そう、チャップリンが大好きなのです。
特に好きなのは、無声映画のショートムービーです。あの音楽、あの表情、あのコミカルな動き、無声映画ならではの味わい。チャップリンの何たるかもよく知らない子供の頃から大好きでした。
だからこの特集はもう、本当に待ちに待った!という感じでしたね。ありがとう、NHKさん!(^o^)

チャップリンと言えば、私の川柳入門の本を一緒に書いた杉山昌善さんの持論。
「川柳の笑いはチャップリンの笑い」
……なるほどなあ、と思うところがあります。
たしかにチャップリンの笑いは、あったかい。人間的なもの、弱いもの、やさしいものに対する目がとても柔らかくあたたかい。非人間的・機械的・高圧的・暴力的なものと対比すると、とてもよくわかる。
たとえば「モダン・タイムズ」。オートメーションの工場で働くうちに神経症になってしまうチャップリン。ボタンやネジを見ると、ナットで締めたくなって仕方ない。
ランチタイムを効率的にするためにと、無理やり食事をとらせる珍妙な「全自動食事機」や、父親の死によって機械的にやさしい少女から妹たちを引き離す冷たい社会。そういう冷たい社会の中だからこそ、人間的なチャップリンや少女が美しく、かなしく、あたたかく見える。笑いながらも泣けてくる。
そうだ。こういう「笑い」をこそ、川柳も目指さなくてはいけないよなあ、と改めて感じる。

そういえば昔、フィギュアスケート選手でエキシビでチャップリンを演じた選手がいたっけ。
チェコのペトル・バルナ選手。アルベールビル五輪3位に入賞してのエキシビション。観客席のフェンスをよじ登ってリンクに降りてくるところから、すでにチャップリンになりきっていたっけ(笑)。動きも表情もとってもチャーミングで、すべてそのままでした。
あの頃のエキシビは楽しいプログラムが多かったなあ……。

それはともかく、チャップリン特集です。
すでに半分は終わってしまいましたが、来週も月曜から金曜日まで、毎日午後3時からおよそ2時間30分。楽しくて、おかしくて、ちょっぴりせつないチャップリンの世界がたっぷりと楽しめます。BSを御覧になれる環境の方はぜひどうぞ(^-^)b。

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プロフィール
HN:
美輪@brownycat
性別:
女性
自己紹介:
1995年阪神淡路大震災に遭う。同年、時実新子に出合い川柳をはじめる。
「川柳大学」元会員、旧公式HP管理人。
ゆうゆう夢工房」会員。
雑誌「現代川柳」編集長。
KCC(神戸新聞文化センター)川柳教室講師、朝日カルチャー芦屋教室川柳講師。
2006年8月より神戸新聞川柳壇選者。
2007年秋よりコープこうべ通信講座川柳教室講師。
2009年4月より甲南カルチャーセンター川柳教室講師。

*神戸新聞2008/1/1~7掲載「源氏物語千年紀 川柳作家とゆく須磨・明石」はこちら

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